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糖尿病

今や生活習慣病の一つとして、多くの人が患っている糖尿病は「ダウン症」の合併症としてあらわれやすい病気です。体重が増えやすい傾向にある「ダウン症」の人は気をつけなければいけません。ここでは、国民病とも言われている糖尿病の症状や治療法などについて話していきしょう。

どんな病気?

現代人がかかりやすい病気の一つと言える糖尿病は、「ダウン症」の人も発病しやすい病気として知られていますが、一体どのような病気なのでしょう?私たちが食事でとった糖質は、胃や腸で消化・分解されてブドウ糖になり、肝臓に送られます。そこで血液に溶けたブドウ糖が、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンによって体の細胞内に取り込まれます。そして、エネルギーへと変わっていくのです。ですが、何らかの理由でインスリンが分泌されなくなったり、働きが悪くなると血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなります。この血糖値が高い状態が続くと、これが糖尿病ということになります。

種類

糖尿病は、大きく5つの種類に分けられます。それぞれインスリンが働かなくなる原因について、見てみましょう。

1型糖尿病

かんせん症などの病気によって、インスリンをつくるすい臓の細胞が破壊されて、十分なインスリンを分泌することができなくなることで起こります。子供のうちに発病するのは主にこのタイプで、以前は小児糖尿病やインスリン依存性糖尿病と呼ばれていました。

2型糖尿病

インスリンを感じ取る細胞が鈍感でインスリンがうまく作用しなかったり、分泌量が少なかったりする場合に起こります。日本の糖尿病患者の95%以上を占めています。ストレスや食生活の乱れ、運動不足などの原因が重なって発症するもので、以前は非インスリン依存性糖尿病と呼ばれていました。

遺伝子異常糖尿病

インスリン遺伝子やインスリン受容体遺伝子異常、若年発症成人型糖尿病、ミトコンドリアDNAの異常による糖尿病になります。母系遺伝したり、難聴を伴うなどの特徴があり、日本では糖尿病患者の1%ほどしか見られません。

妊娠糖尿病

妊娠中に糖尿病を発病する妊娠糖尿病は、胎児に合併症が出るキケン性が考えられるので、妊娠中はきびしく血糖コントロールをしなければいけません。赤ちゃんが巨大児になったり、心筋症や発育の遅れを持って生まれることもあります。軽症の場合、普通は出産とともに正常になります。

2次性糖尿病

すい炎など他の病気が原因で発病するのが、2次性糖尿病です。すい臓の病気以外に、バセドウ病のような内分泌系の病気や、薬の副作用などが原因となります。

症状

糖尿病の初期は、ほとんど自覚症状がないため、なかなか気付きにくいでしょう。ですが、時間が経つにつれて、色々な症状があらわれます。数ある症状の中でも一番多いのが、ノドの渇き。吸収できなかったブドウ糖を尿として出すとき、大量の水分が必要になります。水分をたくさん摂ることで、尿の量も増えます。また、糖尿病は「ダウン症」の人を含め、太りやすい傾向の人によく見られますが、症状が進むと食べても体重が減っていく…という症状があらわれます。


このほか、さらに症状が深刻化していくと、様々な合併症を引き起こします。代表的なものとして、糖尿病網膜症、糖尿病神経障がい、糖尿病腎症が挙げられます。これらの病気は、糖尿病の“3大合併症”と呼ばれています。

治療

糖尿病の治療では、血糖値を正常な値に下げることが目的になります。どの種類でも基本的には食事療法、運動療法、薬物療法が行われますが、1型糖尿病の場合は主にインスリン注射を中心とした治療内容になります。また、2型糖尿病の場合、食事療法と運動療法で効果が得られなければ、薬物療法を行います。これでも血糖値のコントロールが難しいときには、早めにインスリン注射を始める必要があります。薬が効きすぎて、激しい空腹感や震え、冷や汗など低血糖の症状が出ることもあるでしょう。そのときは、すぐに飴やジュースなどで糖分を摂るようにしてください。

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