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学校に行くことで広がった様々な世界…それを無駄にしないためにも、卒業後は社会に出て働きたいと思っている「ダウン症」の人もいるでしょう。また、社会人として活躍するわが子の姿を見るのが、親御さんの願いでもあると思います。働くことを希望する「ダウン症者」の進路について話していきましょう。

入所施設

ここでは、入所施設のことを紹介したいと思います。学校卒業後、家庭の事情など様々な理由で、施設に入所しなければならなくなる人もいます。その場合でも、施設内で何らかの作業をし、働くことができます。たとえば、空き缶潰しや肥料作り、パソコンを使っての資料作成など、色々な作業があります。身体の状態が重度だったり、知的障がいの程度が重くても、その状態に合わせたトレーニングなどもすることが可能です。通うなどして、外で働くことが難しい「ダウン症者」は、こうして自分の“仕事”を得ている人も少なくありません。

授産所

学校卒業後の進路の一つとして、授産所に通っている人も大勢います。この授産所は通所授産施設とも呼ばれ、大きく法定授産所と小規模授産所の2つに分けられます。知的障がい者授産施設ではお菓子やパン作り、機織り作業などのほか、協力企業から割り箸の袋詰めのような軽作業を受注したりもしています。

法定授産所

法定授産所は身体障がい者や知的障がい者、精神上の理由、あるいは家庭の事情で働く能力が制限されている人たちのために、就労または技能の修得に必要な機会を与えて、その自立を助ける施設です。身体障がい者授産施設や知的障がい者授産施設が法定施設として定められています。

小規模作業所

小規模作業所も、目的は法定授産所と同様です。障がい者本人や親、ボランティアをはじめとする関係者の共同事業とされています。小規模作業所の多くは地域の中で運営していて、法定授産施設としての基準を満たすことのできない各種運営主体が設置する授産施設になります。

一般企業

心身にハンディキャップを持っている人が、一般企業へ就職するのは、とても厳しいのが現実です。そんな中でも、身体状態や知的障がいが軽い「ダウン症者」は、一般企業に就職して、働いている人もたくさんいます。レストランやパン屋さん、クリーニング店、機械部品の製造工場など色々な分野で働いています。こうした一般企業で働いている人の中には、授産所で身に付けた技術を生かした仕事に就いている人も!実際に実習を行い、その結果次第で採用・不採用を決めるという企業もあります。ところが最近は不況のあおりを受け、健常者でも就職難の時代です。障がい者の実習は受け入れるけれど、採用の予定はない…という企業もあるため、「ダウン症者」の就職も依然厳しい状況と言っていいでしょう。一般企業への就職は、ジョブコーチなどの支援事業などを活用していくといいですよ。

芸術関係の仕事

また、決して多くはありませんが「ダウン症者」の中には、ずば抜けた芸術的センスを持っている人もいます。絵を描くのがすごく上手だったり、すごくキレイな声で歌がうまかったり、書道がプロ並みだったり…。また、男性などは乗り物に興味を持ち、新幹線の名前を全部言えるとか、全世界の国旗を見て国名を当てることができるとか…そういった特殊な能力を人もいます。“自分が好きで、なおかつ得意分野を仕事にできたらいいなぁ〜”これは誰もが思うことでしょう。このような芸術関係の仕事に就くことができるのは、豊かな感情と繊細な心を持ち合わせる「ダウン症」だからこそとも言えるのではないでしょうか。芸術関係の仕事をしている人は、在宅で創作活動をするだけでなく、個展を開くなどして活動の場を広げています。

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