ダウン症と歩こう
基礎知識
ダウン症の合併症
ダウン症の療育
自立に向けて
ダウン症Q&A

ダウン症児(者)との関わり

「ダウン症」の療育でキーポイントとなるのが、本人とのかかわり方。「ダウン症」の場合、子供も大人も“自分の世界”を持っています。初対面の人にも人懐っこく接する人、自分と関わりのない人とのコミュニケーションが苦手な人など…様々です。ここでは、「ダウン症児(者)」との関わり方を見ていきましょう。

知育とは?

「ダウン症」の症状の程度を言うときに、よく“〜歳くらい”というふうに言われます。たとえば、1歳児くらいの能力があるとか、3歳くらいの能力があるというような言い方をします。
どのくらいの能力を持っているのか…その判断材料になるのが、“○歳級”という考え方です。「ダウン症児(者)」と関わり方の参考の一つにしてください。ここでは、3歳級までを紹介します。

1歳級

内容

動物識別1

犬、猫、ウサギの絵カードから犬の絵を示す

身体名称1

相手の頭や肩などを理解する

積み木

積み木を3個積み上げる

物体名称1−1

身近なものを示して名称を言う

物体名称1−2

用途を言って、絵カードを指示する

型はめ込み

○、△、□の型はめをやる

指示1

名称を言って、その物を指差しする

指示行動1

「手をたたいて」などの指示ができる

チップ差し

チップを棒に差すことができる

2歳級

内容

動物識別2

犬、猫、ウサギ、鳥、牛の絵カードから犬とウサギの絵を示す

身体名称2

自分自身の頭や肩、お腹などを理解する

物体名称2−1

日用品の名称を言って、それを示す

物体名称2−2

絵カードを見て、日用品の名称を言う

理解1

“紙を切る時に使う物”など用途による選択を絵カードからできる

色識別

赤、青、緑から始まって、12色の識別ができる

物体比較

大きさ、長さ、量などを比べることができる

絵合わせ1

2つの絵を組み合わせて、1つの絵を完成させることができる

復唱1

2語文を復唱する

指示行動2

“〜を取って”などの指示ができる

線引き1

縦線を引ける

3歳級

内容

物体名称3

電車、バスなど社会でよく利用するものの名称を言う

理解2

あいさつや清潔行動などを理解できる

理解3

属性を理解し、魚、野菜などを分類できる

数概念1

“3個”までの概念がある

物体定義

これは掃除の時に使うものというように、物の定義ができる

絵合わせ2

3〜5つの絵を1つの絵として完成させることができる

復唱2

3〜5語文を復唱できる

異同弁別

2つの絵が同じか、違うかを区別できる

記憶1

3〜5個の紙コップの中に隠した物を記憶できる

線引き2

円を描くことができる

関わり方のコツ

さて、「ダウン症児(者)」とは、どのように関わっていけばいいのでしょう?「ダウン症」は子供であっても大人であっても、周囲の雰囲気を和ませる明るい性格が多いと言われています。親御さんは健常の子供と変わらず、一緒に遊んで、おしゃべりをして、スキンシップをはかりましょう。


ただ、一歩家庭の外に出ると、色々と問題も出てきます。保育園や幼稚園、学校などに通うような年齢になると、家族以外の人と触れ合う機会が増えますね。家族とは普通に関わり合うことができても、初対面の人だったり、時々顔を合わせていても声をかけられたことがない人などと接することは苦手な場合も少なくありません。たとえば、近所の人と会っても目を合わせないように壁の陰に隠れてしまったり、走って行ってしまったり…。このように自分にあまり関わりのない人と接するのは苦手で、かなりの時間がかかります…。


さらに、「ダウン症」の人と関わる上で気をつけたいことは、本人の“こだわり”“パターン”をなるべく壊さないこと。「ダウン症」の人は、一般的に強いこだわりやパターンを持っています。決まったデザインの服しか着ないとか、どんな時でも外から家に入ったら玄関で靴下を脱ぐとか、学校や職場からは必ずまっすぐ帰宅するなど、細かなルールがたくさんあります。本人の中にある、そういったこだわりなどをできるだけ尊重しながら接するようにしましょう。本人にとっての予期せぬ出来事や事柄への対処は苦手です。

MENU

ブックマーク登録↓

Yahoo!ブックマーク Google Bookmarks はてなブックマーク niftyクリップ livedoorクリップ del.icio.us